保険屋の口癖、「脳卒中」より「脳血管疾患」はいかがですか
三大疾病一時金や三大疾病になったら以後の保険料はタダ、という特約に必ず脳卒中というのが出てきます。かつては日本人の死因1位は脳卒中で、最近は3位になっています。この脳卒中とはどんな病気でしょう。
脳卒中とは、脳の血管が破れるか詰まるなどで、様々な障害を起こす疾患です。脳卒中は大きく分けて3種類あります。
①脳梗塞 [7割]
②脳出血 [2割]
③くも膜下出血 [1割]
この3種類をあわせて脳卒中となります、 脳血管疾患の9割はこの脳卒中だそうです。
「保険の対象を脳卒中から脳血管疾患に拡大しました!」って保険会社から案内されたり、「こちらの保険は他社と違って脳血管疾患すべて出ます!」みたいな保険屋トークがありますが、9割は脳卒中だからそこまで画期的?と思います。
当たり前ですが、脳卒中より脳血管疾患対応の方が毎月の保険料は上がりますし、それが出るための要件は各保険会社で様々です。診断されるだけでいいのか、入院もしくは手術なのか、医者の労働制限や機能制限の認定やその日数が必要なのか、拡大してももらえる条件はどうなの?というお話です。
そもそも一時金で50~100万円もらう、毎月5,000円位の保険料がタダになっても生活できるレベルではないし。お勤めの方であれば後遺症が出て症状固定までの期間は、休業や有給、国の傷病手当があった上で障害年金申請となるでしょう、なのでそこまでいります?経営者の方であれば、逆にまるっきり足りないわけで保険の掛け方がそもそも違うわけじゃないの?というとガッカリされます。
保険観の違いなんでしょうけど、また人を不安にさせてと思ちゃいますね。
東北大学病院の広報誌に脳卒中予防十か条というものが出てました。
①手始めに高血圧から治しましょう
②糖尿病放っておいたら悔い残る
③不整脈見つかり次第すぐ受診
④予防にはタバコを止める意志を持て
⑤アルコール控えめは薬、過ぎれば毒
⑥高すぎるコレステロールも見逃すな
⑦お食事の塩分、脂肪控えめに
⑧体力に合った運動続けよう
⑨万病の引き金になる太り過ぎ
⑩脳卒中起きたらすぐに病院へ
保険の中身も大事ですが、まずこちら。この記事を書かれた医師の言う通り。