契約者貸付の落とし穴
契約者貸付は、生命保険契約者が保険金を受け取る前に、一部または全部の金額を自己負担するために一時的に借りることです。その借りた金額は将来の保険金から返済されます。契約者が予期しない出来事に備えるために利用されます。
借りるとは言っても自分のお金なので利息は掛かりますが、借金として信用情報機関に出ることはありません。最近はいちいち書面のやり取りをせずともネットから簡単に手続きができるので利用もしやすくなりました。
ところがか保険の貯蓄性商品は最近は終身保険よりも変額保険のほうが人気となっております。この変額保険で契約者貸付を利用する場合は少し注意が必要です。変額保険は特別勘定(投資信託)を毎月購入して積み建てしていくという仕組み上お金の出し入れができない期間があるのです。
変額保険では某保険会社の商品が圧倒的人気を誇りますが、そちらの商品ですと月末3営業日と月初3営業日は契約者貸付はできないルールとなっています。
だいたいお金を借りたくなるのは月末でしょうからこのルールを知らずに契約者貸付をアテにしているとすっかり計算が狂ってしまいます。
ご利用は計画的に