住宅ローンを払わないとどうなるか 第1話
毎月の住宅ローンを払わないとどうなるか?
こんな質問をされることもあるのですが、結論を言えばすぐにはなにも起こりません。引き落とし出来ず10日位は入金確認にズレが生じるので金融機関から連絡がくるのは2週間後くらいです。
その後の対応は金融機関によって変わります。電話がくる、郵便物がくるといった1ヶ月レベルだとあっさりした感じでくるのがほとんど、2ヶ月分をまとめて翌月引き落とすか先に振り込むかの対応となります。
払えないからといってキャッシングなど借金で借金を返してはいけません、ショッピングをリボ払いにして現金を返済にあてるというのも最悪な行為です。金利1%レベルの住宅ローンを15%以上もあるキャッシングのローンやショッピングリボで埋めればあっという間に破綻。
事業主や法人経営者のように3ヶ月後には大きな売上が入るのでそこまでのつなぎとか、金利の大きなもので埋めてもすぐに返済の目処が立つような方であれば別ですがお勤めの方であればそのような行為は自殺行為でしかありません。
住宅金融支援機構では2020年2月は15件だった相談件数が、3~5月は2,250件になったようで、住宅ローンの相談はこのコロナ渦で非常に増えています。ですからこの1ヶ月でも支払いが厳しくなったらすぐに金融機関に相談に行くことをオススメします。
例えばボーナスが出なかった、奥さんのパートが無くなった、でも半年後には改善できるといった見込みがある時は半年間だけ利息だけを支払って元金をそのままにするという交渉をしてみることです。
3,000万円のローンで毎月の返済が10万円とすると利息が35,000円位でしょうから、半年間だけはこの利息35,000円だけを支払って返済期間を延長するということになります。
払えないからといって金融機関に相談もせず、金融機関からの連絡や催促書、督促状も無視しつづけると期限の利益の喪失となり一括弁済の通知が届きます。そうなると代位弁済で債権が回収会社に移管されることになります。
そうなると一括で払うことなぞまず出来ませんので最終に競売となり、そのための手続きに進んでいくことになります。彼らは別に半社組織ではありませんので、ドラマで見るような心配は無用です。やり過ぎれば困るのは回収業者側なのです。
但しこの競売についてですが大きなデメリットがあります、この競売が悲惨な結果をもたらすことになりかねません。
第2話へ続く
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