ローンや保険料を払うのがキビシイ!と感じたらお読み下さい

毎月の住宅ローンや保険料が払えない時のプランナー

当て逃げされた時の保険金

お昼に弁当屋で注文待ちをしていると、若手俳優の当て逃げ事故のニュースをやっておりました。ドライブレコーダーの映像や多数の目撃証言も出ているようなので、厳しい結果になるでしょうが、保険金の支払いはどうなるのでしょう?

 

今回のケースは、加害者側のクルマに大きな傷や凹みはついたと思われます。被害者側は2名、骨折とケガで搬送とのことなので重傷です。転倒したバイクも相当なダメージを受けていると思われます。

 

過失割合については100:0ではなさそうですが、いずれにせよ自動車側が一旦は逃げてしまっています。よく加害者側が飲酒や逃げたなど悪質な運転をした場合は保険が出ないと思われている方も多いのですが、被害者保護の観点から被害者に対してはちゃんと支払いがおこなわれます。

 

今回の場合もバイク側の治療費や慰謝料、修理費用は自賠責と任意保険で出ると思われます。自動車側の修理費用については車両保険が付いていても少し微妙です。仮に過失割合がバイクに少しついたとしても支払われるかもしれないといったところです。

 

ではもし加害者側が完全に逃げてしまい、加害者がだれかわからない場合はどうなるでしょう。被害者側の任意保険に人身傷害や無保険車傷害の特約がついていればそこから補償されます。無保険車傷害については、対象の車の運転中ではなく歩行中でも支払いの対象となります。(保険会社のルールで微妙に違う場合あり)

 

仮に自動車を所有されておらず、自動車保険に入っていなければ上記の補償は当然ありません。そのような場合は国の保障があります。保険会社に連絡すると国に変わって保険金を払ってもらえます。

 

被害者保護の観点からするといい制度ですが、逃げた加害者からすると逃げ得では?との疑問が生じると思います。当たり前の話ですが、国が加害者に変わって支払いをしているだけなので、捕まった後支払い請求をがっつりされますのでご安心ください。