持病があっても入れる保険に入れない人とは

持病があっても入れる保険に断られたのですが入れる保険ありますか、という相談がありました。保険会社の宣伝活動が非常にわかりづらく、ほとんどのケースで持病、通院、服薬があっても入れます。

しかしガン、糖尿、鬱などであるとはいれるものがなくなります。そのため作った保険が持病があっても入れる保険、通常は緩和型と言われるものになります。

保険を申し込む際には健康状態の告知が必要になるのですが、この緩和型のタイプの場合は通常より告知が少なくて済みます。

①最近3ヶ月以内に医師に入院手術を勧められた
②過去2年以内に入院手術をした
③過去5年以内にガンになった

どこの保険会社でも概ねこのような告知で申込可能です。これが全ていいえなら申込可能です。これなら大丈夫という方でも、②の項目の検査入院や教育入院というので引っかかる方が結構いらっしゃいます。

例えば血糖値が高いので教育入院で食事指導をするといったケース、別になにをするでもないので入院のつもりがないという方もいらっしゃるのですが当然入院扱いです。

以前にあったのは睡眠時無呼吸症候群の検査入院をしたというケース、ひと晩機械付けてデータを取るだけ、朝には退院ですがこれも入院です。それ以外にも入院はしていないがヘルニアの手術をしたというケース、こちらも手術ですので②に該当します。

緩和型は告知項目が通常のものより少ないですが、①②③全てがいいえでなければ申込みができません。ということで緩和型でも保険に入れないということになります。

色々な保険会社を取り扱うショップに行ったのですが、入れないと言われたという相談も結構あります。が、上記に引っかかった場合でも審査をして入れる可能性のある商品がひとつだけあります。

不思議なことにそのショップでも取り扱っているはずなのに、提案をされていない。保険屋は商品知識はあるけれど告知や審査のことについてはあまり詳しくない。

なぜなら保険屋は1年で半分が消え、3年で93％が消えるから商品知識以外は理解できる前にいなくなってしまうのです。加えて某保険ショップのように業界経験者は採用しないという保険屋もあります。

私のところには同業者の知人からウチでは申し込めないので、そちらで何とかならないかと相談がありますが、実はあのショップでNGだったというケースも珍しくありません。

複数の保険会社を取り扱ったところで、保険屋側に知識がなければ何の意味もありません。保険会社も商品性能や金額をアピールするので、保険屋もそればっかり言い出します。

実際どこの保険会社でも商品にそこまで大きな違いがあるわけではありません。しかしショップで出会った担当者次第で大きな違いが出るということですね。