ローンや保険料を払うのがキビシイ!と感じたらお読み下さい

毎月の住宅ローンや保険料が払えない時のプランナー

ファイナンシャルプランナーの実態

保険屋である私に保険相談に来るお客さんに、星の数ほどある保険屋の中から、なぜ私のところに来たのかを尋ねてみると「FP(ファイナンシャルプランナー)に相談したかったからです」とよく言われます。

「それはなぜです?」「お金のことに詳しそうなので」。世間はそういうイメージのようですが、本当にFPがお金に詳しいのかは少々疑問です。

 

FPとは、節約から税金、保険、投資、住宅ローン、不動産、教育、老後、相続まで、ありとあらゆるお金のエキスパートなのだそうです。

 

FPの資格は、保険屋に限らず証券、銀行、不動産屋の人が会社に言われてとりあえずで受けに来る人も多いです。全く実務経験のない人でも受験できますので目的もなく取得する方もいます。

 

ではお金のエキスパートのFPに年収800万円以上あるの?と言うと、大半がいなくなります。しかも投資経験無し、家は賃貸、親はピンピンしていて当分相続の心配なし、独身で子育経験無し、のサラリーマン。

 

お金のエキスパートと言いつつ、保険屋は1年で半分が売れずにクビ、証券屋は自分で取引せず、銀行は学歴派閥が全て、不動産屋は事務能力、挙げ句年収400万円のサラリーマンです、ってそれがわかっていたら本当に相談したいものですかね?

 

私は保険屋です。不動産は自宅マンションを2回購入、父の死亡時に不動産と自宅マンションを売却しました。不動産取引はどんな手順でなにをするのかはわかりますが、なんとなくだけです。不動産や住宅ローンの相談をされた時には、知人の専門家につなげています。

 

医者もそうですが、自分の専門外のことは紹介状を書いて他所の病院や大学病院を紹介します。「この中にお医者さんはいますか?」「私は医者です」というシーンをドラマで見ますが、実際は眼科の先生が名乗りをあげることはないでしょう。

 

私の母は80歳です、母はこの世代の女性として珍しく高校卒業と同時に運転免許を取得しています。その当時はクルマの免許を取ると自動二輪の免許がおまけで付いてきました。

 

しかも小型、中型、大型の区分の無いいわゆる限定解除なので、ハーレーのような大型バイクを運転しても法律上罰せられることはありません。30年前の高校生は750CCの大きなバイクにあこがれました、しかし暴走族壊滅運動で免許を取得するのは非常に困難なルールになっていました。

 

我々の親の世代は自動車免許におまけで自動二輪も付いていましたが、それでもそんな大きなバイクを誰もが簡単に運転できるはずはありません。つまりFPも私の母親と同じです、FP資格を持っているというだけのことにすぎません。

 

名刺にFPと書いてあるが、有名保険ショップの店長クラスで月給は40万円。まぁ節約の仕方くらいはアドバイスいただけそうですね。肩書よりもそのFPとの相性やFPの人生観とかのほうがよっぽど大事です